ミステリと微ホラーを兼ねた、読むと背筋がぞっとする小説を選びました。最近暑くなってきたので、「方舟」を読んで涼しくなろう
講談社「方舟」夕木春央(著者)
伏線だらけ・大どんでん返しで読み応えたっぷり
5月の選書は夕木春央「方舟」。
筆者(yocotte)がこの本を読んだ感想を一言で
yocotte
こんなミステリ小説初めて…伏線がすさまじい!
主人公たち10人は、訪れた謎の地下施設に自然災害によって閉じ込められてしまう。
そして地下の閉鎖空間であるにもかかわらず、殺人事件が起きる。
―犯人はこの中にいる―
地下施設は水没が始まり全員が生き埋めになるタイムリミットが刻一刻と迫っている。さらに脱出するには必ず一人犠牲にならなければいけないという事実も判明。
この極限状態で主人公たちは、「人殺し」が犠牲になるべきだと、命を懸けた犯人探しが始まる。
自称ミステリ好きの私、多くのミステリを読んで得たはずの推理力が、まったく役に立たず…
しかし、悔しさも湧かないほどのすごい技術で伏線回収がされていくので、
読みだしたら最後、息を忘れるほどのめり込んでしまいました。
没入感を得たい方、推理力に自信のある方、ちょっぴり怖い刺激が欲しい方、ぜひ読んでください。
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yocotte
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